2018年1月31日水曜日

「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 出世を目指さなくても良い時代。

近場のセミナー情報

2月23日に大阪で今年最初の読書会を開催します。
2月24,25日に大阪で『速読編セミナー』を開催します。

2月11日に大阪で、3月10日に東京で、『10年後に後悔しない生き方セミナー』を開催しま
す。

このセミナーはどなたでも申し込みが出来ます。

お申し込み、お問い合わせは、 melma@bc.iij4u.or.jp までお願いします。



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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第2899号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から9年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位と4年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

http://showon-sato.com/index.php/g_books/download/

本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

昨日は出張の疲れを癒すべく、自宅でゆっくりと過ごし、おまけに禁酒デーだったので夜
も読書を楽しめました。

先週末の新春セミナーは両日共に盛況で、怪しい系の知識を大量にお伝えしました。今回
は今まで封印してきた小道具の解説や、来年に向けた準備などの話もしたため、受講生は
みなさんお腹一杯になったみたいで、なんとか消化吸収して欲しいと思っています。

来週は大阪で同じタイトルのセミナーをやるのですが、たぶん微妙にコンテンツが変化し
ていると思います。そしてその模様は音声ファイルとして、録音する予定でして、最終的
には、東京での2回分、大阪での1回分をまとめて、格安で受講者に販売しようと考えてい
ます。都合24時間を超える怒濤の音声ファイルですから、一通り聞くだけで自分が講師に
なって話せるレベルの知識を手に入れられると思うんですよね。

これは受講した人にだけお売りする予定ですので、今回受講された方ならびに、来週受講
予定の方はお楽しみに。


ふと気が付けば、もう1月もお終いなんですね。ってことは、今月の課題図書の投稿は今
日で締め切りじゃないですか。今月の


逆さメガネで覗いたニッポン
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は、どう書いたら良いのかみなさん頭を悩ませているようですが、この行程がみなさんを
賢くさせるんですよ。ジャンジャン悩んで、文字に落としてみましょう。


本日の4コママンガへのリンク

http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2018/01/2899_0131.jpg


☆ サラリーマンすごろくの上がりは経営者にあらず

かつては、サラリーマンのゴールって課長→部長→役員→社長というポジションに上り詰
めることだったんですね。これは20世紀の価値観です。

ところが21世紀ではこの構図が変化しています。そもそも役員(この場合には取締役であ
って、執行役員じゃありません)って純然たる経営者ですから。課長職以上で、残業代が
もらえない人は管理職といって、経営者の側に立って経営者のサポートをする労働者なん
ですけど、取締役は経営者そのものですから。


ちなみに、会社はザクっといって、従業員と経営者に分かれています。経理的には従業員
給与をもらう人が従業員で、役員報酬をもらう人が経営者です。そして取締役以上が、役
員報酬をもらう人たちで、それ以外は管理職だろうが窓際だろうが全て従業員なんです。
そしてかつてはサラリーマンのゴールはこの従業員から取締役、つまり経営者になること
だったんです。

厳密にはこれ以外のステークホルダーとして、株主という人たちが存在します。小さい会
社だと、株主と経営者が同じだったりしますけど、上場企業では経営に関与しない株主が
たくさん存在します。つまり資本主義経済では、「株主」、「経営者」、「従業員」とい
う3種類の人がいるということです。

そして従業員は経営者の指示の下、株主が投資した資金を増やすための事業活動に従事す
る、そしてその中で優秀な人が、順次経営者に抜擢されるということが、繰り返しますこ
とが昔は当たり前だと考えられて来たんですね。そして管理職というのは、そのための登
竜門で、まずはこの門をくぐらないと双六が進まなかったわけです。

ですから当時は誰しも、出世するイコール管理職になる、そして最後は取締役になるとい
うことを夢見たんです。ところが21世紀に入ってから、この風向きが変わって来たんです。
どういうことかというと、


  ● この仕事は好きだけど、人を管理する側にはなりたくないんだ


という人が出て来たんです。


http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/268525

http://toyokeizai.net/articles/-/199466

https://news.mynavi.jp/article/20170323-a125/


このことの是非を問うつもりは今回はないんですけど、一因として、管理職が魅力的では
なくなったということと、管理職にならなくても活き活きと働けるパスが出て来たという
ことだと私は解釈しています。

前者は数字のプレッシャーや責任、長時間労働という要素に加えて、かつてほど管理職と
平社員との待遇差がなくなったことが原因だと考えています。年収で100万や200万高くて
も、時間外労働を考慮したら実質的な時給はほとんど一緒で、責任ばかり大きかったらや
ってられないよね、ということがバレちゃったんでしょう。

でもこれは私がサラリーマンの頃も同じだったんです。課長職から部長代理のようなポジ
ションに就いた時って、役職手当が15,000円増えただけで、残業とプレッシャーは2倍に
なりましたから。

あの時から大きく変わったのが、


  ● 管理職にならなくても活き活きと働ける


というパスが目端の利く人には見えるようになったことだと思います。それは社内で専門
性を高めるでも、専門性をテコにして転職するでも、経験や知見を活かして副業するでも、
場合によっては独立するでも良いんですけど、彼らのコンセンサスになっているのが、


  ● 定年までこの会社にしがみつく必要はないのだ


という価値観なんです。

日本の会社制度って、若い頃には安い給料でこき使われる、でも年功序列で確実に賃金は
アップして、年を取ったら若いころの積み立てが効いてきて、あまり仕事をしなくても定
年間際には高給取りになっていて、退職金もドカッともらえるという構図だったんです。

最近ではそういう人は、Windows2000と呼ばれるらしいんです。窓際に座っていても年収
2000万から来ているらしいんですけどね。でもこんなのが通用するのは今ではホントに少
数の会社で、今じゃ役職定年に早期退職、追い出し部屋とベテラン社員が甘い汁を吸えな
いように、制度がドンドン変化しているんですね。それを横目で見ている若い人は、会社
を醒めた目で見ているんです。つまり彼らは、


"このまま会社の言いなりになって働いても、将来会社が面倒を見てくれるとは限らない
ぞ。悪いようにはしないって言ってた部長もリストラされたからな"


って思っているわけです。そんな彼らが自己防衛をするために、


  ▼ 外部で評価される資格や実績、専門性を身に付ける

  ▼ 少しでも有利な会社への転職を目指す

  ▼ 会社にすがらないで生きるために、副業を始める

  ▼ 最後は独立しちゃえ


なんですよ。斯く言う私も同じような理由で、サラリーマンから独立したクチなんですか
ら。

こうなると何が問題かというと、会社という組織に忠誠心を持つ人が減ってしまう、会社
イコール自分の人生だと考える人が減るということですから、

 
  ▼ 派閥の影響が小さくなる

  ▼ 数字でドライに評価せざるを得なくなる

  ▼ 体育会系の根性論が通用しなくなる

  ▼ ゼネラリストが減少する

  ▼ 転勤や人事異動を拒否される

  ▼ 年功序列が崩壊する

  ▼ 終身雇用が崩壊する


というところまでは、誰でも読めると思うんです。

このことが、日本社会にとって良いことなのかは賛否があると思うんですけど、少なくと
も潮目は完全に変わってしまった、という前提に立って自分の人生を設計する必要がある
と思うんです。

なぜそこまで言えるかというと、この流れを敏感に察知した目端の利く人たちは、みなさ
んこのような前提を持って生きていて、そういう人の方が傍目にも幸せを謳歌しているよ
うに見えるからですよ。反対にいつまでも年功序列の終身雇用だからとそこに縋って、滅
私奉公している人の方が、残念ながら苦しんで生きているんです。

だから「目端の利く人は」って書いたんですから。



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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ

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サラリーマンで年収1000万円を目指せ
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