2020年5月25日月曜日

「サラリーマンで年収1000万円を目指せ」 リストラと駆け引きの話。


GW特別企画をやってみました。詳細はこちらからどうぞ。

https://mypage.mag2.com/htmlMagazine.do?issueId=162227947




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           願望実現に補助線を引こう

           http://showon-sato.com
         ┃  サラリーマンで年収1000万円を目指せ ┃ 

         ・・・━ 第3455号 ━ ・・・

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おはようございます、佐藤正遠(さとうしょ〜おん)です。

このメールマガジンは、当初成長を目指す若手サラリーマンのために書き始めたのですが、
連載開始から12年、今では自営業者、女性、リタイアされた方々からも幅広い支持を頂く
ようになりました。

その結果、2014年まぐまぐ大賞のビジネス・キャリア部門で大賞を、2015年には同部門で
二位を、そして2016年と2017年にはキャリアアップ部門で一位、さらに2018年には同五位、
2019年には同四位と6年連続で受賞しました。

私がどんな人間なのか?はウェブサイトのプロフィールを読んで下さい。
http://showon-sato.com/index.php/about1/


バックナンバーは、以下リンクから検索出来ます。データベースの更新は不定期に行って
いるので、最新号が反映されない事があります。またここではキーワード検索が出来ます
ので活用して下さい。

http://showon-sato.com/index.php/magazine_log/


成長したい、自己実現をしたいと本気で考える人のために作った、死ぬまでにこれだけは
読んでおけ!という「良書リスト」は以下リンクからダウンロード出来ます。

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本も読まずに願望実現が出来るほど、人生は甘いもんじゃありません。読書の習慣を身に
付けられない人は、願望実現とは縁が遠いので、すぐに解除してもらった方が良いかも知
れません。

ツイッターは2つのアカウントがあります。

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◆ 今日の前フリ ◆◇

まずは来月の課題図書をご案内します。来月は、


ティール組織──マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
https://amzn.to/3gk24iT


です。Kindle版は紙の本の約半額です。

この本は、今月の課題図書でテーマになっているインテグラル思考を、組織に当てはめた
らどうなるのか?というテーマで書かれているので、


インテグラル・シンキング ──統合的思考のためのフレームワーク
https://amzn.to/2A7HYb2


を読んだ方が理解が深まると思います。ただし、来月の課題図書の方が、内容が重ためで
す。組織で働いたことがある、特に組織を運営する幹部クラスの役割を担ったことがある
人にとっては、目からウロコどころか、衝撃のあまりページをめくる手が震えるでしょう。

組織が成長するとはどういうことか、人間は今後どういう方向で組織を作っていくべきな
のか、理想の組織では何が日常的に起こるのか、意思決定やマネジメント手法はどう変わ
るのか。そのあたりに興味がある、中堅社員、マネジメント、幹部、経営者には、非常に
参考になる話なんですが、組織のスタッフ要員として、単純労働しかしていない人には、
全くピンと来ない話だと思います。

ですから来月の課題図書は、全員がMust Readという本ではありません。本来、そういう
本は除外するのですが、今月の課題図書との密接に繋がっているので、ムリを承知でこれ
にしました。

ここまで読んで、ピンと来ない人は読まなくて良いと思います。万人にフィットする本で
はありませんから。


さて、コロナ禍で生活が困窮した人への支援は、オフィシャルには打ち止めとします。こ
こからは個別対応で、詳しいご事情を伺って枠を作るか、更なる支援者を募集して対応す
ることとします。どちらにしろ、このメールマガジンの返信で申請して下さい。


http://showon-sato.com/blog/wp-content/uploads/2020/05/3455_0525.jpg



☆ 狙うは割増し退職金

リストラリストラって言ってますけど、日本は世界的に見ても非常に解雇の難しい国でし
て、会社が潰れない限りは、事実上解雇ができないようになっています。(揉めないのは
懲戒解雇くらいですから)

だからいくら景気が悪いからといって、自部門の業績が悪化したからといって、簡単に解
雇という手段を執ることはできないんです。ここは労働者は須く理解すべきポイントです。

結局のところリストラといっても、最後は本人が納得して辞めたという形、体裁になって
いるものがほとんどです。ここで注意すべきは、そのリストラが会社都合での解雇なのか、
本人都合による離職なのかです。前者であれば、最悪の場合裁判をすることで、身分保全
ができる(つまり解雇が無効になる)というケースもあるんです。


ですから会社側は、なんとかして本人に自発的に辞めてもらおうとするわけですよ。大企
業がやっている追い出し部屋って要するに、そういうところに閉じ込めて、嫌気が差すよ
うにして、自ら辞めますって言わせるための装置ですから。事情がどうであれ、本人都合
つまり自己都合での退職となると、これは退職願を出した途端に、裁判は厳しくなります。
無実の罪で捕まったのに、自白してしまいそのことが供述調書に書かれたようなものです。

ここが分かると、リストラに遭う時の対応策が見えてきます。

会社としては裁判という最悪の結論にならないように、なんとか自己都合で社員に辞めて
欲しいわけです。そうなるための最大のエサが、早期退職制度なんですね。これは例えば
50歳以上の社員全員に、


  ● 今退職するのなら、退職金を割り増ししてお支払いしますよ


という通知を出して、応募してきた人たちを自己都合で辞めてもらうというやり方です。
自己都合とはいえ、たっぷりとおカネをもらっているので揉めることはありません。あな
たがリストラの当落上にいるのなら、この割り増し退職金が出ないかを見極め、場合によ
っては要求したら良いと思います。どうせ辞めようと思っているのなら、後は辞めるとい
う行為をマネタイズすべきなんですよ。会社側はどうにかして人員を削減させたい、でも
裁判で揉めるのはイヤだと考えているんですから。おまけにあなたも、割増退職金をもら
えるのなら、辞めても良いと思っている。それなら交渉はその一点に絞られるわけですよ。


私はサラリーマン最後の会社で、退職勧奨を受けたんですが、まさにこの交渉をやったん
です。私は会社に、会社都合で辞めることと、割増退職金(外資ではパッケージとかシビ
ランスっていいます)の2点を要求した交渉をしたのです。もちろん会社都合とはいえ、
割増退職金をもらって辞めたらもう裁判はできませんよ。裁判をするのは、あくまでも自
分は絶対に辞めたくない!というケースで、一切の譲歩を(割増退職金も)拒否する場合
ですからね。


これは駆け引きのゲームですから、駆け引きが上手な人はたくさんもらえて、下手な人は
最低限のおカネしかもらえないことになります。たくさんもらった人は、他の人に自慢な
んてしませんし、会社から他言無用とクギを刺されますから、誰がいくらもらえたのかと
いう情報は、なかなか表に出て来ません。

ちなみに私は、この交渉で在籍たったの3年だったのに、850万円をもらいましたから。お
まけに退職金としての所得でしたから、ほぼ無税でした。まさにごっつぁんでした!とい
う感じですね。

ちなみに追い出し部屋って、そういう会社側のオファーを蹴った人が入れられるんです。
会社もおバカじゃありませんから、最初は穏便にことを済ませようと、下手に出ておカネ
の話をするんですよ。ですから、この話があなたにもたらされたら、そのオファーを断る
イコール、追い出し部屋に行かされるか、裁判で決着を付けるかのどちらかしかないのだ、
と知っておくべきです。これはどちらも同じくらい最悪の選択ですから。


なぜ最悪なのか?を次回解説します。


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読者のみなさんが、宇宙で一番幸せになる事を、こころよりお祈りいたします。
ありがとうございました。

佐藤正遠(さとうしょ〜おん)
株式会社メディウム・コエリ

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