【がんばれ建設】NO 950【建設技術】「AIに仕事を置き換えられる人は誰だ」

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がんばれ建設
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者；ハタ コンサルタント株式会社　降　籏　達　生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2017年6月2日

お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社　降籏達生（ふるはたたつお）です。
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今日の一言
「仕事に付加価値をつけよう」
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多く建設会社では、現場管理の得意な人を
ある年齢が来たら工事課長や工事部長に任命します

しかし現場管理ができても、工事部課長として
何をしたらよいのか、分からない人が多いのです

その結果、本来工事部課長がすべきことができず
ついには「早く現場に行きたい」と思うようになります。

そのため本来工事部課長がすべきことを経営陣が実施しなければならず
経営判断をする人がいなくなってしまいます。

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では本日のメインコンテンツです。
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「AIに仕事を置き換えられる人は誰だ」

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囲碁や将棋でAIが人に勝つという
ニュースをよく耳にするようになりました。

AIが人の仕事を奪うのではないかという
脅威を感じる人もでてきました。


19世紀のアメリカ大陸で、
馬は移動手段として盤石の地位を築いたかに見えました。
鉄道網が発達しても、人々は乗合馬車に乗り続け、
荷馬車も活躍しました。

電報の登場で馬を使った郵便速達サービスのポニー・エクスプレスは
廃止されましたが、馬の総数は右肩上がりで伸びました。
「鉄道や電報などの新しいテクノロジーと馬は共存共栄できる」
というのが社会のコンセンサスでした。

ところが、鉄道よりさらに新しいテクノロジーが
こうした予定調和をあっさり突き崩しました。
20世紀前半に始まった内燃機関（自動車）の普及が馬の仕事を奪い、
馬の総数は半世紀で88％減少したといいます。

「馬」を「人」に置き換え、「自動車」を「ＡＩ」に置き換えれば、
ＡＩで人の仕事がなくなる、といういことが現実味を帯びます。

しかし決してAIで置き換えられない仕事があることも
事実です。

例えばアパレルショップの店員の仕事。
客がくると、近づいて挨拶し、身なりを値踏みし、
気に入りそうな商品を選んで勧め、その特長をアピールし、
試着に誘い、試着姿を褒め、会計し、商品を包装して手渡し、
ポイントカードを作成する。

人間なら一連の業務を流れるようにできますが、
これを機械（ＡＩ）で代替できるメドは全くたっていません。

一方、買いたいという客求めに応じて会計をして
梱包するだけのアパレル店員であれば
AIに置き換えられるかもしれません。


わたくしの仕事、ロボットに奪われますか
というサイトがあります。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/

職種を入れれば、その職種の人が行う仕事の何％を
AIに置き換えられるかを算出してくれます。

建設部門の仕事を調べると

土木建築エンジニア（設計、計画、コスト算出）は
16.1％をロボットに奪われる
と出ます。

一方、建設工事監督（作業の監視、指示）は
50％をロボットに奪われる
と出ます。

つまり図面を見て、現場で指示したり監視するだけであれば
半分の仕事をAIに奪われる可能性があります。

一方、施工計画作成、予算立案、
さらには技術提案、創意工夫をすることは
AIでは置き換えられません。

施工管理技術者として力強く生き抜いていくために
付加価値を与え続ける技術者になりたいものです。


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【編集後記】
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今週は札幌、金沢に出張していました。
いずれの地も風がさわやかで
とてもすごしやすかったです。

やはり日本は南北に長いことを実感しました。

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