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┏ No.0517 2021/01/20発行
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【貸付金や仮払金は融資の命取り?】
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おはようございます。
永尾です。
前にも何度か取り上げましたが、黒字なのに融資が受けられないと言う方
からの相談が良くあります。
でもこれは、説明すれば解ってもらえるのですが、赤字で借りられない方
は、赤字が原因と思い込んで、融資を諦めてしまう方が結構います。
金融機関は、融資を却下した本当の理由は中々言わないものです。
赤字も何期連続なのかとか金額の大きさはどのくらいで債務超過になって
いるのかどうかによって違います。
軽微なものであれば融資を受けられるケースが多いと言えます。
しかしながら、仮払金や貸付金などがあり、資金使途違反と判定されれば、
赤字黒字に係わらず融資は下りません。
今日は、そのようなお話です。
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本日の経営者のための一言
No517
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※※※ 貸付金や仮払金は融資の命取り? ※※※
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会社のお金をどのように使っているのかを金融機関は融資の審査で、結構
重要視しています。
しかしながら、中小企業の経営者は会社は自分のものだと言う意識があり
、ご自身の生活費や遊行費や取引先や親戚友人などに回してしまう場合が
あります。
また、そのような気が無くても、会社の口座からATMで下ろして、社長
さんの財布に入れて経費支払いに使おうと思っていたとしても、領収書を
もらい忘れたり個人的な支払いに使って清算するのを忘れてしまったりす
るケースもあります。
そのようなケースも含めて、経理的には全て社長さんの個人の支払い分と
して、取りあえず貸付金や仮払金に計上されてしまいます。
意識して取引先や友人に貸したのであれば解っていると思いますが、領収
書を貰い忘れたり公私混同して使ったお金が決算まで貯まると結構な金額
になり、経理を知らないと社長が会社から借りている事にされている事さ
え気が付かない場合があります。
そこを指摘しても会社からそんな大金を借りた覚えはないと不思議そうな
顔をされる社長さんもいらっしゃいます。
では何故、貸付金や仮払金が融資の審査で問題視されるのかと言いますと、
金融機関の融資は事業に使ってもらって利益をだして返済原資を稼ぎ、そ
れを返済に充ててもらう事を前提に融資しているからです。
試しに、取引先が融資を受けられないで困っているので、弊社で借りて貸
付るので融資をして欲しいと頼んで見て下さい。
どの銀行に行っても100%借りられません。
昔、地方の税理士さんが長年の付合いのクライアントさんが困っているの
で、自分の土地を担保に借りて貸してあげたいと正直に銀行に相談して断
られたと相談に来られました。
まさか不動産を担保にして断られるとは思ってなかったようです。
このように融資は例え社長であっても融資を受けた会社以外に回してはい
けないのです。
しかしながら、仕入先や外注先や顧客等の優秀な取引先を確保して取引を
継続するために貸し付ける場合はどうすれば良いのでしょうか?
その取引先がどうしても必要な場合で、比較的許されるのは出資です。
出資であれば、比率によっては子会社になるケースもありますし、支配権
が無くても利益がでれば配当を受け取れる可能性もあります。
それよりも自社の商売を有利に継続する上で、どうしても必要な投資とな
れば、やむを得ないと考えてくれる金融機関もあるからです。
但し、単純に株式投資が許されると言う事ではありません。
直接、仕事に関係しない上場会社の株式で運用したいと買ってしまうと、
やはり資金使途違反として融資が受けられなくなります。
ですから、貸付金や仮払金がある会社は、決算までに解消して決算書はき
れいにして置く事をお勧めします。
貸付金や仮払金を清算したいが、清算する資金が準備できない方は、内容
によっては解消できる場合もありますので、専門家に相談する事をお勧め
します。
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